吐きけがするには、これを試されてはいかがでしょう!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「吐きけがするには」のご案内です。
吐きけ(むかつき)は、嘔吐に先行して起こる症状です。
嘔吐は、胃のなかのものを吐き出すことが目的で、食中毒や飲みすぎ、食べすぎ、その他のいろいろな原因で起こります。
吐きけがするときは、吐いてしまったほうが楽になることが多いようです。
吐いてしまったら、衣類やベルトなどをゆるめて、おなかや胸を締めつけないようにします。
また、吐いたものが喉につまらないように、座らせるか横向きに寝かせます。
おさまったら水分補給をお忘れなく。
吐きけを止めたいとき
ショウガ
ショウガは、魚や肉の臭さを消してくれる、調味料として欠かせない食品ですが、芳香辛味健胃薬としても幅広く用いられています。
ショウガの主成分はジンギベロン、シネオール、ジンギベロールなどで、辛味のもとはショウガオール、ジンゲロンなどの成分です。
また、精油も1~3%含まれています。
漢方では、乾燥させたショウガを乾姜(かんきょう)、生のショウガを生姜(しょうきょう)といいます。
生姜と同じように乾姜にも、吐きけを止める作用があります。
中国の研究では、ショウガオール、ジンゲロンなどの成分には、抗けいれん、解熱、鎮咳(ちんがい)などの作用や、精油成分には、抗消化性潰瘍作用や鎮痙(ちんけい)作用があることが、立証されています。
動物実験でも、ショウガの汁は嘔吐を抑えたという結果がでています。
このように、ショウガは吐きけを止めてくれるので、「嘔家(よく嘔吐する人)の聖薬」といわれています。
絞り汁で
コップ一杯の冷水に、生のショウガをすりおろして絞った汁、スプーン1杯を加えて飲むと吐きけが止まります。
吐き下しには
ウメ
ウメには、クエン酸が多く含まれており、殺菌作用が強力なうえ、整腸作用に優れていることは、よく知られています。
よく効く梅肉エキス
食あたりなどで吐き下しを伴う場合は、梅肉エキスがよく効きます。
梅肉エキス、小さじ1を水でうすめ、砂糖を少し加えて(好みにより)飲みます。
1回で効果がみられないときは、2~3回飲んでもいいでしょう。
【梅肉エキスの作り方】
①青ウメを陶器のおろし器ですりおろして絞る。
②絞り汁を日光に当てるか、弱火で煮つめて水分を蒸発させる。
吐き下しを伴うときには梅酢もよい
吐き下しがあり、水のような下痢を伴うときは、梅酢をさかずきに1~2杯飲むとよく効きます。
梅干しを煎じる
水400mlに、ウメ干し1個を入れて、1/2量になるまで煎じて飲みます。
この方法は、梅肉エキスや梅酢のないときにおすすめです。
花を(陰干しにしたもの)粉末にして
嘔吐が治まらないときは、粉末にしたウメの花(0.5gほど)を飲むと治ります。
以上が「吐きけがするには」でした。
少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。