健胃整腸・胸やけ!~これらがよい!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「胃がもたれるときにも」のご案内です。
過酸の場合、症状として胸やけがしてげっぷが多くでるものです。
胃のなかの空気やガスが、逆流して出てくるのがげっぷです。
たまに酸っぱい胃液まで、出てくることがあります。
これは胃液の酸が多い人に起こるので、過酸症状といいます。
げっぷが多くでる人でも、実際には胃液の酸度が低かったり、正常な人もいるようです。
胃の調子のよくない人に、おすすめの方法を次にご紹介します。
健胃薬の王者
センブリ
センブリは、日本の山野の日当たりのよい場所に自生する、リンドウ科の二年草です。
高さは20cmほどで、9~10月ごろ白い小さな花をつけます。
薬用には、秋に開花している全草を採集して、日干しにし乾燥させます。
センブリは生薬名では当薬といわれ、苦味が強く主に健胃薬として使われています。
「和漢三才図絵」(江戸時代の書物)には、「腹痛と虫下しに用いられる」と書かれています。
センブリに含まれる、スエロシドやスエルチアマリンなどの苦味成分が、蠕動運動を活発にして、胃もたれを解消します。
また、苦味成分は発毛を促すといわれており、発毛促進剤としても利用されています。
粉末にするかセンブリ茶に
胃もたれには、センブリ粉末0.3gを食前に飲みます。
あるいは、熱湯200mlに、乾燥センブリ1~3gを刻んで入れます。
これを一日3回に分け、冷めたものを食後に飲みます。
センブリは苦みや刺激が強いので、一度に多飲しないようにしましょう。
毎日たべるとよい
ヤマノイモ
ヤマノイモは昔から、民間療法として滋養強壮や健胃整腸、せき止めなどに用いられています。
体力に自信のないやせたタイプの人には、ヤマノイモを毎日食べ続けていると、体力がつくといわれています。
下痢をしやすく胃もたれのある人には、特におすすめです。
おろしたり煮たりして
毎日、おろしたり煮たりして、ヤマノイモ20gずつ朝、昼、晩に食べると、下痢や胃のもたれが治るとされています。
とろろ汁にすれば毎日簡単にとれます。
焼いてたべると胸やけによい
コンブ
昔、コンブを食べる習慣があったのは、日本と中国ぐらいでは、といわれています。
しかし、高血圧症によく効くことが分かると、その他の国でも食材として、よく使われるようになりました。
中国の医学専門書にも、
「石のごとくかたくなったものはコンブを用いなければ取り除くことができない」
と書かれています。
このように昔から、お腹のしこりやむくみなどを治すときには、よく用いられてきたといわれています。
漢方では”昆布散”や”昆布丸”といわれる漢方薬があります。
”昆布散”は、結核やおできの治療に使われていますが、
”昆布丸”は、腹部のかたまりや胸のつかえを治すための薬です。
焼いて食べる
胸やけの症状には、焼いたコンブを一日4~6g食べると治るとされています。
以上が「胃がもたれるときにも」でした。
少しでもお役にたてば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。