食欲がないときは!~これがよい!
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今回は「食欲がないときはこれを」のご案内です。
神経性食欲不振症という病気があります。
この病気は思春期の女性に多いといわれ、食事をあまりとらないために起こります。
原因ははっきりわかっていませんが、思春期に心のバランスがうまくとれないために、ひき起こされる症状とされています。
また、やせたいという強い願望の女性にも多くみられます。
この場合は、食物療法では治りませんので、心理療法により治療されます。
病気でないのに食欲がないといったときには、次の方法を試してみましょう。
胃がつかえて食がすすまないとき
ショウガ
ショウガの独特の香りは、食欲をそそります。
また、魚などの生臭さや肉の臭いを消すために、よく用いられているのは、ご存知のとおりです。
ショウガの成分はショウガオールやジンゲロンなどで、優れた殺菌力があり、食欲を増進させてくれます。
生ショウガのスライス2、3片を食べると、胃のつかえ感がなくなります。
ほかに、ダイコンやヤマノイモなども、食欲を増進させてくれます。
古いものほどよい
ミカンの皮
ミカンの皮は、昔から民間薬として、食欲がでないときにも用いられてきました。
漢方では、ミカンの皮を乾燥させたものを橘皮(きつぴ)といっています。
古くなるほど薬効があるといわれ、古いものは陳皮(ちんぴ)といいます。
陳皮は、食べものの滞りを解消し、おなかの調子を整えるほか、体内の余分な水分を排出する作用があります。
このため、健胃、吐きけ、利尿、鎮咳(ちんがい)などの生薬として、よく使用されています。
ここでいうミカンの皮とは、柑橘類のオレンジ、夏ミカン、レモン、ユズなどの皮のことです。
これらの柑橘類の皮は、同じ作用があるといわれています。
煎じるか粉末にして
水600mlに陳皮10gを入れ、1/2量になるまで煎じます。
煎じ汁を1日3回に分けて飲みます。
あるいは、陳皮をすり鉢ですった粉末または、おろしがねですりおろしたものを、1日3回(1回1~2g)、食前に飲みます。
樹皮の粉末を用いる
ヤマモモの樹皮
ヤマモモは、ヤマモモ科の常緑高木です。
漢名は楊梅(ようばい)といって、果実は食用に、樹皮は薬用や染料として用いられていました。
薬用にする場合は、9月ごろ樹皮をはぎ取って乾燥させます。
粉末にする
樹皮をすり鉢ですった粉末または、おろしがねで細かくすりおろしたものを、1日3回(1回1~2g)飲みます。
以上が「食欲がないときはこれを」でした。
少しでもお役にたてば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。