糖尿病~食事療法が大切!
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今回は「糖尿病の食事療法」のご案内です。
糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が高くなる病気です。
また、糖尿病は、膵臓と密接な関係にあり、膵臓の機能の低下による、膵臓から分泌される、インシュリンというホルモンが不足することによって、起こるとされています。
病状が進むと、高血圧症や視力障害のほか、さまざまな合併症を引き起こしやすくなる、ともいわれています。
成人病型の糖尿病は、遺伝的にかかりやすいタイプの人が、太りすぎや疲労、ストレスの蓄積などが誘因となって起こるといわれています。
ここで紹介する、食事療法はあくまで、専門の医師や専門家の指示を守ったうえで、併用することが重要です。
類をもって類を治す
豚の膵臓
中国の薬膳には、以類治類(同物同治)といういう言葉があります。
体の不調な部分を治したいときは、不調な部分と同じ部位を食べる。
たとえば、肝臓の調子が悪いときには動物のレバーを、心臓が悪ければハツを、胃が悪いときは胃を食べるといった具合に、日常的によく利用されています。
糖尿病には、豚の膵臓を食べて、膵臓の働きをよくしインスリンの分泌を促すようにします。
豆(トウ)チと長ネギを加えて煮る
豚の膵臓を、水でやわらかくなるまで煮ます。
煮えたら、豆チ30gと長ネギ1本の白い部分をガーゼに包んで加え、さらに煮込みます。
煮込んだ膵臓は、食べやすい大きさに切って、お腹がすいたときに食べます。
スープには降糖効果があるといわれ、喉がかわいたときに飲みます。
(豆(トウ)チ:大豆を粒ごと発酵させたもの)
口のかわきを止める効果がある
エンドウマメ、トウガン
エンドウマメ
うす味で煮たエンドウマメを、毎日1カップずつ食べます。
中国でも、古くから糖尿病に効果のある食事療法として、エンドウマメはよく使われています。
トウガン
トウガンは、喉のかわきを止める効果があるといわれています。
喉がかわくときに、絞った汁をコップ1杯飲みます。
ひどく喉がかわいて、小便の回数が多い場合には、水600mlに、乾燥させたトウガン10g、黄連3g、麦門冬10gを入れ、1/2量になるまで煎じます。
この煎じ汁1日分を、3回に分けて空腹時に飲みます。
以上が「糖尿病の食事療法」でした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。