薬膳!~精神不安やストレスの悩みを解消する!
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今回は「ストレスを和らげてくれる薬膳」のご案内です。
精神不安や神経衰弱、ストレスなどは、精神病とは違い神経症の一つと考えられます。
精神不安や神経衰弱などは、春先になると多くみられ、これは、腎臓や肝臓の働きと関係があるとされています。
腎臓の機能が衰えると、不安感、驚き、恐怖などが多く感じられ、また、肝機能が衰えると怒りっぽくなったり、イライラなどの感情が、多くあらわれてくるといわれています。
次に、このような症状に効果がある、食べもの、食養法をご案内します。
効果がある食べもの
ユリ根
ユリ根は、更年期に起こりやすい、不定愁訴や精神不安の症状などに効果があります。
また、中国の漢方古典には、ノイローゼ(百合病ヒャクゴウビョウ)はユリでなければ治らないと記されています。
クルミ
ヒステリー、神経衰弱、健忘症、不眠などによく効きます。
クルミのほかに、桂皮、龍眼、金針菜、レンコン、コムギ、シュンギク、シソ、ラベンダー、ミントなどにも効果があるといわれています。
神経をやわらげる食養法
クルミじるこのつくり方
材料:クルミ、赤棗(あかなつめ)、ハチミツ、塩少々
①殻を割り取りだしたクルミを、しばらく熱湯に浸してから、竹串などで薄皮をとり除く。
②赤棗は一晩水に浸したあと煮る。
煮たものをハチミツに漬けておく。
③クルミ(飾り用に少し残しておく)と水1/2カップを、ミキサーにかけ充分砕けたら、さらに水5カップを加えてよく混ぜて、布で絞るか裏ごししておく。
④鍋に、布で絞ったものか、裏ごししたものに豆乳2カップを加え、強火にかける。
沸騰したら弱火にして20分ほど、焦げないようにゆっくりかき混ぜる。
⑤ユリ根を加え、さらに10分ほど煮る。
⑥冷めたら、ハチミツと塩少々を入れて器に注ぎ、飾り用に残しておいたクルミと、ハチミツ漬けした赤棗を加える。
ユリ根入りハーブライスのつくり方
材料:ユリ根、コメ、アワ、クルミ、マツの実、コーン油またはサラダ油、ゆかり(塩入り赤ジゾ粉)、ラベンダーの葉、ペパーミントの葉
①コメとアワは、30分ほど水に浸したあと水をきっておく。
②殻から取りだしたクルミは、熱湯に浸してから、竹串などで薄皮をとり除く。
③鍋に、サラダ油かコーン油を入れて熱し、コメ、クルミ、アワ、マツの実を入れてよく炒めてから、水を注ぎ普通のご飯と同様に炊く。
④炊きあがる直前に、ユリ根をほぐし入れてよく蒸らす。
⑤茶碗につぎ、ゆかりをふりかけ、刻んだラベンダーの葉とペパーミントの葉を散らす。
ユリ根サラダのつくり方
材料:サラダ菜またはレタス、プチトマト、キュウリ、紫タマネギ、ユリ根、ミントの葉、スミレの花、ラベンダービネガー
①ボウルに、サラダ菜またはレタスを敷き、プチトマトとキュウリ、紫タマネギのスライスしたものを盛り、蒸したユリ根、ミントの葉、スミレの花を散らす。
②これにラベンダービネガーをかける。
以上、が「ストレスを和らげてくれる薬膳」です。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。