ケイレンが起こる!~その手当て!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「ケイレンが起こる-2」です。
ケイレンとふるえは、体の筋肉が小刻みに動き続けることからいえば、似ているようですが実は違います。
ケイレンは自分の意思に反して、かってに筋肉の運動を起こすのに対して、ふるえは体の部位、たとえば顔、舌、手足などが、無意識のうちに、早くリズミカルな動きを起こすものです。
精神的緊張、常習的な飲酒、タバコの吸いすぎ、などで体や手がふるえる、といった経験をした人は多いと思いますが。
病気に伴ったふるえも少なくありません。
たとえば、神経症はまぶたや手指がふるえ、バセドウ病では手足がふるえます。
動脈硬化が進行すると手指がふるえ、中毒症のときも、腕、指、舌などにふるえがきます。
また、パーキンソン病では体全体が、持続的にふるえます。
ケイレンが起こるー2
ケイレンが起こったときの手当て
1.舌をかまないように要注意
衣類やベルトなどをゆるめ、体を楽にさせて、小さく折ったハンカチを口に差し入れます。
2.呼吸が停止したら必ず人工呼吸を
呼吸が止まったら次の救急処置を施します。
まず、上向きに寝かせてあごを少し上げ、気道を確保させる、意識の有無を調べる、呼吸はどうか、呼吸が止まっていたら急いで4回息を吹き込む、その後、心臓の鼓動や脈拍を5秒間チェックしてみる、それでもまだ呼吸が止まっているときには、人口呼吸(3秒に1回の割合で息を吹き込む)をします。
心臓の動きも止まっていたら、心肺蘇生法を行います。
3.刺激を避け安静にする
発作後は疲れているので、部屋はなるべく暗く保ち、安静にします。
4.失禁への配慮を
おむつを使用するのも一つの方法です。
5.発作がすぐ治まっても病院へ
ケイレンは 一度ならず繰り返し起こることが多いので、発作がすぐ治まったからといって安堵せず、何はさておきタクシーや救急車で病院へ急ぎます。
脳外科、神経内科などで必ず診察を受け、その原因を突きとめて、再発防止に心掛けます。
以上が「ケイレンが起こる-2」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。