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咳・痰が出る!~咳・痰の漢方療法!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回も「咳・痰が出る-4」のご案内です。

咳と一口にいっても様々あり、乾いた咳か、湿った咳か、喘鳴(ゼンメイ)(ぜいぜい、ひゅうひゅうといった咳)か、顔が赤くなるほど咳込むか、痰を伴った咳か、朝酷いのか、夜酷いのか、などそれぞれの症状によって、漢方薬を選びます。

漢方処方は、咳に効くものは痰にも効きます。

次に主な漢方療法をご案内します。

 

 

咳・痰が出る-4

咳・痰の漢方療法

清肺湯(せいはいとう)

痰が多く出て、咳がながく続く場合に使用します。

気管支ゼンソク、慢性気管支炎、咽頭喉頭炎、肺結核、肺炎などに用います。

 

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

体力は問題ない実証タイプの人で、熱はほとんどないが、喉が渇き喘鳴があって、汗をかくときに用います。

気管支炎、気管支ゼンソク、百日ぜきなどに効きます。

 

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麻黄湯(まおうとう)

風邪などの初期症状で、熱があり寒けがして、咳が激しく、関節痛を伴う場合に用います。

この麻黄湯を服用することによって、発汗作用が働き汗が出て、また尿量も増加し症状が軽やかになります。

 

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

あまり痰は出ないのに、痰が喉にへばりついているような感じがして、咳込むような乾いた咳の場合に用います。

気管をうるおす働きがあり、虚弱者や老人向きの処方です。

 

青竜湯(しょうせいりゅうとう)

咳がたびたび出て、息がぜいぜいして苦しく、鼻水や痰が出るときに有効な処方です。

また、咳込みによって、顔に軽いむくみが見られるものにも有効です。

 

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)

青竜湯を用いるとかえって、疲れが表れて食欲が無くなった場合や、冷え症ぎみであり、貧血、痰が多量に出て、息が苦しいときに用います。

 

以上が「咳・痰が出る-4」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。