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胸が痛む時の漢方療法!その処方とは?

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ご覧いただきありがとうございます。

今回も前回に引き続き「胸が痛む-3」のご案内です。

胸が痛むといっても、さまざまな原因があり、症状も軽いものから重大なものまであります。

助間神経痛からくる胸の痛みなら、助間の圧痛点をマッサージや指圧によってツボ刺激をするとよく効きます。

 

 

胸が痛む-3

漢方療法

胸の痛みは、胸部に病変があるときに起こるばかりでなく、腹部の病変によっても起こる場合があります。

したがって胸痛のほかに腹証にも注意が必要です。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

実証タイプで、神経過敏で興奮などによって、胸苦しさや胸痛を起こす場合や、腹部に動悸があり胸脇苦満の場合にも用います。

 

小柴胡湯(しょうさいことう)

発熱があって、胸苦しく胸が詰まったような感じのときや、胸が痛むときに用います。

肩や首がこりやすいといったことも目安になります。

 

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清湿化痰湯(せいしつけたんとう)

この処方は胃アトニ―や胃下垂を発症していて、背中が冷えるという人の助間神経に使用します。

これは胸部の痛みだけでなく、痛みがあっちこっちに移る症状にも応用できます。

 

柴陥湯(さいかんとう)

肺炎や気管支炎、胸膜炎などの胸痛に効きます。

また、発熱があり食欲不振で、胸苦しさがあり、深呼吸やせきをしたときに、胸が痛むときに使用します。

 

瓜呂薤白白酒湯(かろうがいはくはくしゅとう)

薤白(がいはく)と瓜呂実(かろうじつ)という漢方薬を、酒と水で煎じたもので、胸骨部または心臓部や心下部などに痛みがあり、痛みが背中にまで拡散して、息がゼーゼーして咳込んだりするときや、呼吸するのが苦しいときに有効です。

狭心症や気管支ゼンソクなどに使用します。

 

柴胡疎肝散(さいこそかんさん)

胸部に炎症がみられ、これに伴って併発した、助間神経痛に使用します。

これは腹筋の緊張が伴うことが目安となります。

 

人参湯(にんじんとう)

胃内停水があり胃腸が弱く、脈も弱く手足が冷えるなどの助間神経痛に使用します。

また、胸部の痛みだけでなく、腰や手足が痛いときにも有効です。

 

以上が「胸が痛む-3」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。