胃・十二指腸~手遅れになる前に検査で早期発見!元気を取り戻す!
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今回は前回に引き続き「胃・十二指腸潰瘍の食事-2」についてのご案内です。
皆さんもご存じのとおり、腸は、脊つい動物の消化管のうち、胃を出てから肛門までの間の消化管をいい、一般に小腸と大腸の2部に分かれます。
人の小腸はさらに十二指腸、空腸、回腸の3部に分かれ、大腸は盲腸、結腸、直腸の3部からなります。
人の腸の長さは身長の約5倍(約8m)といわれています。
また、脊つい動物の中でも草食動物の腸は、肉食動物の腸よりも長くて、盲腸もよく発達しているそうです。
胃・十二指腸潰瘍の食事-2
胃・十二指腸潰瘍を治すために
気になるときはX線・内視鏡の検査をしましょう
診断を行う場合は、自覚症状だけでは確実な診断はできません。
自覚症状がない場合でも、胃ガンやその他の病気が潜んでいる場合があるので、気になるときは医師の診断を受け、X線または内視鏡の検査を受けましょう。
検査の結果、潰瘍にかかっていることが分かった場合には、治療に専念しましょう。
胃・十二指腸潰瘍の治療の要点は
1.肉体的ストレスや精神的ストレスを避けるか解消する。
これらの社会的ストレスを解消し、精神を安静にするためにはスポーツも良いことですが、肉体的にも安静が必要ですから入院することも一つの方法です。
2.薬は胃酸分泌抑制剤、制酸剤であり、薬で胃酸を中和することにより、胃液の侵食力を弱めて胃粘膜の修復を促進します。
また、組織を修復させる薬を主に、精神安定剤を複合して使用されます。
胃酸分泌の多い、少ない、および潰瘍の場所にもよっても服用方法が異なるので、使用方法は医師に従うことが大切です。
3.食事による過度の刺激(辛すぎ、熱すぎなど)を避ける。
栄養は十分にとって、胃・十二指腸粘膜を強めます。
潰瘍にとって食事療法は重要なポイントですから、原則として栄養を十分にとって、全身を健康に保ち、胃・十二指腸粘膜の修復や再生を促すことが大切です。
また、食品の食べ方や選び方は十分に気を付けます。
以上が「胃・十二指腸潰瘍の食事-2」についてでした。
胃・十二指腸潰瘍の予防や治療に少しでも参考になれば幸いです。
次回は「胃・十二指腸潰瘍の食事-3」についてご案内する予定です。