肝臓病!気付かない!?「沈黙の臓器」手遅れにならないために!
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今回は「肝臓病の食事-1」についてのご案内です。
肝臓は、人体の中では最大の臓器であり、多くの細胞から作られています。
腹腔の最上部にある横隔膜のすぐ下に接しており、右寄りにある暗赤かっ色の柔軟な臓器です。
その重さは900~1300gほどで、体重の約1/45を占めます。
主に代謝、解毒作用、胆汁の生成・分泌の3つの機能があります。
また有害物も処理する大切な臓器です。
肝臓は、病気が進んでも自覚症状が無いため、気付いたときには重症化していることも少なくありません。
そのようなことから「沈黙の臓器」と呼ばれています。
肝臓病
肝臓病の食事-1
肝臓病の治療は、食事療法と安静が特に重要です。
内服薬を服用しても食事を疎かにしていては、治療の効果はいっこうに上がりません。
機能を活発にして、肝細胞を改善するためには、ビタミン、ミネラルや良質タンパク質を十分にとることが大切です。
肝臓病の状態に合わせた食事療法を紹介します。
肝臓といえば特に気になるのがアルコールです。
肝臓とアルコールは、大変密接な関係にあり、肝臓病の人は断酒が必要となります。
肝臓病の食事のポイント-1
中国には、「薬食同源」という言葉があります。
日頃からバランスの取れた食事をとることで、病気予防や治療を行うという考え方です。
また中国には、「胃は胃で治し、腎は腎で治し、肝は肝で治す」という言葉もあります。
つまり胃が悪い人は動物の胃を食べ、腎臓病の人は動物の腎臓を食べる、肝臓病の人は肝臓を食べる、これらが一番有効であるという意味です。
人間の臓器の中で肝臓は一番大きな臓器であり、食物の栄養素を分解したり、または合成をする働きをします。
すなわち、脂質の分解およびタンパク質の合成も行います。
また、アルコールや薬物などの有害物をここで分解して、体を守る働きをしている臓器なのです。
この肝臓にはタンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれています。
肝臓の機能が落ちて、働きが弱まったときには牛や豚などのレバーを食べることは、理にかなったことなのです。
肝臓病の食事方針としては、タンパク質、ビタミン、ミネラルを多く摂取し、エネルギーは決められた量を守ることが大切ですが、肝臓病のときには食欲も不振になるので、食事方法や調理法の工夫をすることが大事になります。
以上が「肝臓病の食事-1」についてでした。
肝臓病の予防や治療に少しでも参考になれば幸いです。
次回は「肝臓病の食事-2」についてご案内する予定です。