高血圧!病気になってからでは遅すぎる!~血圧を下げる食事
ご覧いただきありがとうございます。
前回は「高血圧の食事2」についてでした。
今回も引き続き「高血圧の食事3」についてのご案内です。
血圧測定方法は主に3通りの方法があります。
1.「聴診法」・・血圧計と聴診器を用いて測定する。
「聴診法(リバロッチ・コロトコフ法)」は聴診器で血管音を聴いて測ります。
血管音発生開始時の圧を「最高血圧」、音が消えたときの圧を「最低血圧」としています。
2.「脈波法」・・自動血圧計で測定する。
「オシロメトリック法」は血圧計で使われていて、圧脈波が急激に大きくなったときの圧を「最高血圧」急激に小さくなったときの圧を「最低血圧」としています。
3.「触診法」・・血圧計と指による触診で測定する。
などの方法があります。
家庭用の血圧計は主に「オシロメトリック法」となります。
自分の血圧を常に知っておくことも大切ですね。
高血圧の食事3
血圧を下げる食事のポイント
塩分摂取量は一日6~8gに抑えます
血圧が高い人は、今までより塩分の摂取量を制限することが基本です。
〈塩分をとり過ぎないためには〉
〇料理はできるだけ薄味に。
〇漬け物の食べ過ぎ、味噌汁の飲み過ぎに注意。
〇インスタントラーメンや加工食品などはなるべく避けるように。
〇しょうゆは減塩しょうゆを用いる。
〇薄味だからといって食べ過ぎないこと。
〇塩分を省けるものは省く。
〇一日に使う塩分は量っておくか、その都度量る。
〇外食はできるだけ控える。
〇洋風料理にする。
食事はバランス良く
食事は食べ過ぎや塩分のとり過ぎにも注意が必要であり、栄養のバランスを考えてこそ高血圧の治療となります。
また、健康維持にもつながります。
主食である、ご飯やめん類、パンなどはとり過ぎに注意が必要で、一日に卵1個、肉・魚貝類100g、野菜300g、大豆製品80g、牛乳1~1本半はとるように心がけ、砂糖もとり過ぎないようにしましょう。
太り過ぎの人はカロリー制限を
高血圧の大きな要因は肥満からくるといえます。
標準体重〔(身長-100)×0.9〕を10%以上オーバーしている人は、カロリーの摂取量を減らします。
卵、肉、魚貝類、野菜、大豆製品、牛乳などはしっかりとって、嗜好品や甘いもの、また穀物などの糖質および脂質を減らします。
この方法で、1ヵ月の減量2Kg程度を目標にします。
標準体重なら適正な摂取エネルギーは1800kcalが目安です。
穀物や甘いもの、動物性脂肪のとりすぎに注意
動脈硬化の主な原因としては血液中のコレステロールや中性脂肪です。
特に高血圧の人は動脈硬化には注意が必要です。
卵は一日1個なら大丈夫ですが、魚や肉の内臓、いかや貝類のとり過ぎに注意します。
動物性脂肪は血中コレステロールや中性脂肪を増やすので控えて、その分植物性脂肪をとりましょう。
また糖質や果糖は血中の中性脂肪を増やす原因となります。
新鮮な野菜や果物を十分にとる
野菜や果物などに含まれるカリウムは、血管や心臓を丈夫にする働きがあります。
高血圧は心筋肉のカリウムが不足し易くなりますし、体内のカリウムは、治療薬の経口利尿剤によって減少します。
また高血圧の大敵である便秘の予防や改善のために、野菜や果物を十分に食べましょう。
以上が「高血圧の食事3」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。