健康ツボ知識~「なるほど」と思える東洋医学での考え方とは!その2
ご覧いただきありがとうございます。
これまでツボについてのご案内をして来ました。
私は、東洋医学において、自然界に対する考えを少しですが知った時「なるほどそういう考えもあるのか」と思いました。
東洋医学は自然とのバランスが大切で、それが崩れると環境破壊につながることと同様に、人間の体内のバランスも崩れると、体調が崩れて病気になると説いており、なかなか面白い考えだなと感じています。
今回もそういった「なるほど」と思うような内容になっていますので、ご覧ください。
自然の法則を保持しながら生活するのは大切とも東洋医学では説いています。
自然界
人間を自然の一部とみなす東洋医学
自然界がいつも穏やかな日ばかりとは限りません。
雨や嵐の吹き荒れる日があるように、人体にも調子の良し悪しがあります。
自然界は、植物、熱、土、鉱物、液体の五つの物質によって構成されていて、その五つの構成要素のうちの一つでも異変が生じると、自然界におけるバランスが崩れます。
同様に、小自然である人間の体も、五臓の「肝・心・脾・肺・腎の臓」うちいずれかに異常が起これば、すぐさま身体の変調をきたします。
それらの身体の変調こそ病気だ、と東洋医学では説いています。
しかし、人間は、この五臓だけでは生命活動を保つことはできません。
いわゆる助手的存在である腑というものがあり、臓と腑が対となって、互いに助け合いながら生命を維持しています。
したがって、心の臓には小腸の腑、肺の臓には大腸の腑、肝の臓には胆の腑、腎の臓には膀胱の腑、脾の臓には胃の腑、といわれるように、それぞれ、臓と腑は一対となっています。
「肝胆相照らす」ということわざは、こういったところから来た言葉です。
そのほか、東洋医学では他の組み合わせがもう一つあります。
心包の臓に対する三焦の腑がそれです。
心包は文字のとおり心の臓を包むという意味があり、人体にとって重要な臓器である、心の臓を保護するものが必ずある、という考えから出て来たものです。
また、三焦は三つの熱源という意味をあらわしていて、人間が生まれ、死ぬまで体温を一定に保つための熱源となっている器官であるということです。
しかし、「名前ありて形なし」といわれるように、独立した器官名ではありません。
このように、六臓六腑によって人間の生命活動は維持されていますが、心の臓と心包は機能的には同じであるところから、一般には五臓六腑といわれています。
以上が「健康ツボ知識~「なるほど」と思える東洋医学での考え方とは!その2」についてでした。
東洋医学での考え方はなるほどと思いますし、知っていくと面白いですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回も続きます。