ツボが効く!~現代医学でも持て余す病
ご覧いただきありがとうございます。
健康になるための人体のツボについて、今回から何回かに分けてご案内します。
ツボは、現代医学で治療法のない病気に対して、効果を発揮することが少なくないとのことです。
ツボ療法は効果がありすごいですよね。
私は、ぜひそのツボを知っておきたいと思いました。
東洋医学によると経穴は全身に600余りあるといわれています。
それぞれの臓器(肝、胃、大腸、小腸、ぼうこう、三焦)に対応して人体に縦12の経絡を配し、さらにこれら12の経絡のエネルギー量の調整経絡として体の前側と背側の真中に縦にそれぞれ1経絡ずつを加え、計14経絡あります。
そしてこの経絡上に循環する気血の集中しやすい所があり、これがいわゆるツボです。
ツボを指圧
人体のツボを刺激、その特色とは
ツボの表面を刺激するだけで、内臓などの内科的な異常を治し、機能を正常に保つので、不思議だとか神秘的だといわれます。
これらは、体の表面と内部とが、いかに関係が深いかということを語っています。
このことはその実態や経験などにより実証されたものを理論化したのが、東洋医学でいう「臓腑経絡論」で、ツボ治療の基本的な考え方になっています。
東洋医学では、内臓に異常があるときは、それと関連する体の表面に、特別な痺れや痛みなどを感じ、それらの反応は体の道筋に現れると考えます。
これを経絡といい、この道筋にあり特に敏感に反応する場所を経穴、すなわちツボといっています。
WHO(世界保健機関)では人間の体には、361のツボがあるといわれており、14の経絡の道筋に沿って、順序よく配列されています。
ツボ療法は、いつも全部のツボに刺激を加えるわけではなく、たとえば頭痛にはここのツボ、胃のツボはここということが、長年の臨床体験により実証されています。
患者が訴える様々な身体の不調を、東洋医学独特の見方で総合的に判断し、それぞれの病状に適応する処置を行う点が、ツボ療法の特徴になっています。
したがって、患者の個々の病態を重視し、その時々の病状に応じた治療が行われるわけです。
その点、現代医学においては糖尿病とか胃炎などと病名がはっきりしないと、治療方針が立てられないという短所があります。
しかし、病名がはっきりすれば、現代医学はすばらしい治療効果をあらわすケースが多いことはいうまでもありません。
ところが、病気によっては治療方法のきめ手がなく、持て余すことも少なくありません。
おもしろいことに、このように現代医学でも、きめ手がなく持て余しているような病気に対して、ツボによる療法は、おおいに効果を発揮しています。
以上が、「ツボが効く!~現代医学でも持て余す病」についてのご案内でした。
ツボ療法は、きめ手がない病気に対しても効果が期待できるそうですね。
つづいて次回もツボについてのご案内をしていきますので、ご覧いただけたら幸いです。