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血を吐く(吐血と喀血)!~その手当て!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「血を吐く(吐血と喀血)-2」です。

吐血が起こる主な病気は、胃ガン、食道ガン、胃・十二指腸潰瘍、急性胃炎、肝硬変などがあります。

これらの病気の主な症状としては、血痰が出るのが特徴です。

また、喀血(かっけつ)が起こる主な病気は、肺ガン、肺結核、肺梗塞、ケイ肺症、クルップ性肺炎、呼吸虫症、気管支拡張症、心臓病、胸部の外傷などがあります。

 

 

血を吐く(吐血と喀血)-2

吐血したときの手当て

1.吐血のときは絶対安静に

 

2.氷のうを胃の上に当てる

枕をはずして寝かせ、胃のあたりに氷のうを当てます。

血を吐くときは、うつ伏せにすると楽になります。

吐血が治まったら、あお向けに寝かせます。

 

3.24~48時間は絶食を

お腹がすいていても医師の指示があるまでは、何も食べてはいけません。

また、喉が渇いたとき、水分補給も医師の指示に従います。

 

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喀血したときの手当て

1.先ずは気を静めて

血を見ると、本人も周りの人も気が動転しますが、まず第一に落ち着いて、冷静に状態を判断することが大切です。

 

2.重篤状態の場合は絶対安静に

1回の出血が多量の場合や、量は少なくても短時間にたびたび出血するとき。

長時間の出血、または出血が何日も続く場合。

激しくせき込んだり、発熱がある場合。

脈拍が弱くなったり、意識がなくなったとき。

乳児の場合は、出血が少量でも危険を伴う場合があるので、注意が必要です。

 

3.胸に氷のうをのせる

左右のどちらから出血しているか、胸に耳を当てて調べます。

胸に耳を当てると、ゼイゼイあるいはゴロゴロとした音の強い方から出血しているので、その音の強い方の胸に氷のうをのせます。

 

4.慌てなくてもよい場合

出血は1回きりで少量の場合。

その後出血がないとき、出血があってもごく少量の場合。

また、 口腔内に傷がある場合。

 

5.せきや排便は

せきはできるだけ我慢します。

排便は寝たままで行い、いきませないようにします。

 

6.ショックの予防を

多量の血液が急に失われる影響もあって、精神的なショックを起こすことも少なくありません。

体の保温には十分に留意して、精神的な安らぎを得られるようにしましょう。

 

以上が「血を吐く(吐血と喀血)-2」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

血を吐く(吐血と喀血)!~観察のポイント!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「血を吐く吐血と喀血)-1」です。

吐血とは、口腔、咽頭(いんとう)、食道、胃、十二指腸などの消化器から出血する場合をいいます。

喀血(かっけつ)とは、肺、気管・気管支などの呼吸器から出血するものをいいます。

喀血の場合には、咳をしたときに、鮮紅色の鮮やかな色をした血を吐き、血液に泡がまじっています。

それに対して吐血の場合は、口腔や咽頭からの出血は別として、胃、十二指腸などから出血するときは、血液の色は、かなり黒いか、または黒ずんでいます。

また、吐血の場合は、一般に便に血液がまざるか肛門から出血する、などといった下血を伴います。

 

 

血を吐く(吐血と喀血)

吐血の観察ポイント

1.どのように吐血しましたか

少しずつ出たか、一度に多量にか、発作的か、徐々にか、少しずつ繰り返して出たかなど。

 

2.吐血に伴う症状はどうでしたか

鼻血の有無はどうか、下血を伴ったかどうか、下血の場合は、便に鮮血色がまじっていなかったか、凝固塊を含んでいるか、それらの量はなど。

 

3.吐血の前後の症状はどうでしたか

腹痛、胃部の不快感、吐きけ、胸苦しさ、冷や汗、発熱、貧血などの症状はなかったかどうか。

 

4.吐血の性状はどのようでしたか

まだ出血が続いているかを確かめたあと、色、出血量、植物の残渣を含んでいるかどうかなど。

できれば吐いた血は容器にとっておいて、そのままを医師に見せるとよいでしょう。

 

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喀血の観察ポイント

1.どのように喀血しましたか

発作的か、徐々に起こったか、単発性か、くり返してか、回数は、持続時間はなど。

 

2.喀血した血液の状態はどうでしたか

色、量、泡や混入物の有無、痰の有無とその色や量を観察します。

 

3.兆候はありましたか

不快感、吐き気、鼻血、せき、痛みなど、また、呼吸器疾患、心臓・血管系疾患があったかどうか。

 

4.せきの様子や呼吸困難の程度はどうですか

せきの頻度、強さ、胸の痛み、不快感、熱感、呼吸数の変化はあるかなど、また、チアノーゼの有無など。

 

以上が「血を吐く(吐血と喀血)-1」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ケイレンが起こる!~その手当て!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「ケイレンが起こる-2」です。

ケイレンとふるえは、体の筋肉が小刻みに動き続けることからいえば、似ているようですが実は違います。

ケイレンは自分の意思に反して、かってに筋肉の運動を起こすのに対して、ふるえは体の部位、たとえば顔、舌、手足などが、無意識のうちに、早くリズミカルな動きを起こすものです。

精神的緊張、常習的な飲酒、タバコの吸いすぎ、などで体や手がふるえる、といった経験をした人は多いと思いますが。

病気に伴ったふるえも少なくありません。

たとえば、神経症はまぶたや手指がふるえ、バセドウ病では手足がふるえます。

動脈硬化が進行すると手指がふるえ、中毒症のときも、腕、指、舌などにふるえがきます。

また、パーキンソン病では体全体が、持続的にふるえます。

 

 

ケイレンが起こるー2

ケイレンが起こったときの手当て

1.舌をかまないように要注意

衣類やベルトなどをゆるめ、体を楽にさせて、小さく折ったハンカチを口に差し入れます。

 

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2.呼吸が停止したら必ず人工呼吸を

呼吸が止まったら次の救急処置を施します。

まず、上向きに寝かせてあごを少し上げ、気道を確保させる、意識の有無を調べる、呼吸はどうか、呼吸が止まっていたら急いで4回息を吹き込む、その後、心臓の鼓動や脈拍を5秒間チェックしてみる、それでもまだ呼吸が止まっているときには、人口呼吸(3秒に1回の割合で息を吹き込む)をします。

心臓の動きも止まっていたら、心肺蘇生法を行います。

 

3.刺激を避け安静にする

発作後は疲れているので、部屋はなるべく暗く保ち、安静にします。

 

4.失禁への配慮を

おむつを使用するのも一つの方法です。

 

5.発作がすぐ治まっても病院へ

ケイレンは 一度ならず繰り返し起こることが多いので、発作がすぐ治まったからといって安堵せず、何はさておきタクシーや救急車で病院へ急ぎます。

脳外科、神経内科などで必ず診察を受け、その原因を突きとめて、再発防止に心掛けます。

 

以上が「ケイレンが起こる-2」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ケイレンが起こる!~強直性・間代性!観察のポイント!主な病気!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「ケイレンが起こる-1」のご案内です。

ケイレンとは、自分の意思とは全く関係なく、全身的または体の一部分の筋肉が、激しく収縮することによって起こる発作をいいます。

これには持続的にみられる強直性のものと、短時間繰り返す間代性のものとがあります。

発作の原因として、脳疾患・髄膜炎・中毒・ホルモンの異常などが考えられます。

発作が長く続くと、脳に障害が起きる場合があるので、急いで専門医の治療を受けることが大切です。

 

 

ケイレンが起こる

強直性のものですか、間代性のものですか

強直性ケイレン

ケイレンが一定時間持続的に起こるもので、たとえば「足がつる」といった状態は、強直性ケイレンに属します。

また、テンカンの初期にも強直性発作が見られます。

 

間代性ケイレン

ケイレンが短時間で間欠的に起こるもので、体がガタガタと震えるように見えます。

その代表的なものはテンカンの症状です。

この間代性ケイレンは、テンカンによる発作中によく見られます。

なお、急に高熱を伴うものと、熱はなくてもケイレンを引き起こす、ものとに大別できます。

小さな子供は、どのような病気でも、体温が38度以上の高熱になると、よくケイレンを起こすことがあります。

通例では、数分間で治まることが多いようですが、高熱とともに長時間ケイレンが続くようであれば、注意が必要です。

 

観察のポイント

1.どのようなケイレンですか

部分的か、全身的なケイレンか。

 

2.ケイレンの持続時間はどうですか

一定時間継続しているのか、短時間の繰り返しか。

 

3.ほかにどのような症状がありますか

意識障害、発熱、吐きけなど。

 

4.家族の中に同じような症状の経験をした人はいませんか

 

ケイレンが起こりやすい主な病気

熱はない

脳卒中、脳腫瘍、中毒、尿毒症、過呼吸症候群、子癇、テンカン、ヒステリー、ノイローゼなど。

 

高熱がある

日本脳炎髄膜炎、脳膿瘍、破傷風など。

 

以上が「ケイレンが起こる-1」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

意識に障害が起こる!~その手当て!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「意識に障害が起こる-3」です。

意識障害が起こりやすい主な病気と、その症状と特徴をご案内します。

脳出血

血圧の高い人が頭痛、めまい、吐き気などを訴え、突然意識がなくって倒れるような場合です。

このような発作は昼間に多く、大きないびきをかいたり、失語の症状や、片側の手足が動かない、半身のまひが起こります。

 

脳梗塞

頭痛、めまい、半身まひなどがあり、突然に発作が起こる場合が少なくありません。

また、夜間に卒中発作が起こりやすいようです。

この兆候として、動作や性格に変化があらわれ、気づかされることがあります。

 

③糖尿病の昏睡。

糖尿病の人で、糖質をとりすぎ、口が渇いて排尿の回数と量が増えて、体がだるくなります。

体がしだいに痩せて、突然昏睡状態に陥ります。

 

④中毒。

頭痛、吐きけ、嘔吐、めまい、耳鳴りの症状があらわれ呼吸困難、さらに意識障害が起こります。

 

 

意識に障害が起こるー3

意識障害の手当て

1.病人を安全な場所で安静に

急いで病人の処置をすることが必要ですが、まず介抱する人自身が落ちつくことです。

病人を動かすことは、できるだけ避け、ベルトなどの体を締めつけているものは緩めるとともに、衣類をゆったりとさせて、保温に気をつけて安静にします。

病人の体を揺らしたり、頬をたたいたりせず、静かに寝かせてあげましょう。

 

2.窒息を防ぐ

病人の枕をはずし、必ず首を支えるようにして顔を横に向けます。

顔を横に向けられない場合は、肩の下に小さな枕などを当てて、喉を開くように、頭を少し下げるようにします。

 

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3.症状をくわしく観察を

意識障害はどの程度か、脈拍や呼吸の状態、けいれんの有無など、くわしく観察し、その旨を医師に報告します。

 

4.そのほかの注意点

ベッドからの転落、湯たんぽ、あんかによるやけどや、床ずれができないかなどの注意が必要です。

また、便や尿のおもらしのためおむつを用意します。

 

以上が「意識に障害が起こる-3」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

意識に障害が起こる!~観察のポイント!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「意識に障害が起こる-2」のご案内です。

意識障害とは、意識が混濁とし周りからの刺激に対して、その状況を正しく認識できなかったり、また、物事を適切に理解することが、不可能な状態のことをいいます。

意識障害には、意識のない意識喪失、意識喪失と意識清明(意識がある状態)との間にある状態として、意識混濁、昏恍(こんこう)、嗜眠(しみん)などがあります。

 

 

意識に障害が起こるー2

観察のポイント

1.どのような状態のとき意識障害が起こりましたか

徐々に起こったのか、倒れるように急に起こったのか。

またこのとき、多量に飲酒していたとか、頭部を強打したとか、薬をのんでからとか、薬の誤飲はなかったか、などの状況をよく確かめて、その原因をなるべく詳しく、知ることが大切です。

 

2.意識障害の程度はどのくらいですか

外側からの呼び掛けや刺激に対して、反応がないのかあるのか、あればどの程度か。

 

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3.意識障害が起こる前の状況はどうでしたか

めまい、嘔吐、頭痛、手足がしびれる、気分が悪くなる、などの 前兆の症状はなかったか。

それともあったならどういった症状か。

 

4.起こる前の健康状態はどうでしたか

心臓病、高血圧、糖尿病、肝臓病などの病気はなかったか。

 

5.ほかにもどんな症状がありましたか

発熱、胸痛、動悸、感覚のマヒ、ケイレン、顔のひきつけ、失禁、いびき、などを伴う場合が少なくありません。

 

6.意識障害が起こりやすい主な病気

脳の外傷、脳出血脳梗塞、糖尿病、尿毒症、中毒、髄膜炎日本脳炎、テンカン、子癇などが考えられる病気です。

その他、脳腫瘍、アダムス・ストークス症候群、電解質異常、脱水症状などでも意識障害が起きることもあります。

 

以上が「意識に障害が起こる-2」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

意識に障害が起こる!~その種類は!?

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「意識に障害が起こる」のご案内です。

意識障害とは認知機能が低下し、周りの刺激に対して、適切な反応が損なわれ、精神活動が障害を受ける状態のことです。

また、意識障害が起きる原因は、病気で意識を失う場合や、あるいは事故で頭を打って、突然意識を失う場合などがあります。

呼んでも触っても無反応のときは、意識障害をきたしているのです。

意識障害を起こしたときは、一刻を争う場合が多いので、安静にして、ただちに医師の手当を受けましょう。

 

 

意識に障害が起こる

意識障害の種類

意識障害は、昏睡と失神にの2つに分けられます。

昏睡は、意識を完全に失い、意識がすぐには回復しない状態で、刺激に対する反応の程度によって、幾つかのレベルがあります。

失神の場合は一時的に気を失い、短時間でまた元に戻ります。

 

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失神

疲労が慢性的に蓄積している人や、健康な人でも頭に何かぶつけたり、あるいは、 すごく精神的ショックを受けたりすると、突然に一瞬失神する場合があります。

体質的には、本態性の低血圧症や、立っていて突然倒れる、起立性循環器障害などがあげられます。

病的なものとしては、十二指腸潰瘍・胃潰瘍や子宮外妊娠などがあり、大出血を伴い、貧血を起こして突然失神する場合もあります。

高齢者に多いのは、一過性脳虚血発作や脳動脈硬化症の場合です。

また、心臓の左右の心室・心房の調和がとれず、脳へ送る血液が瞬間的にとまり、失神状態に陥るアダムス・ストークス症候群があります。

 

昏睡

原因にはいろいろあります。

高血圧症、肝臓病、心臓病、腎臓病、糖尿病、テンカンなどがある場合です。

このほかにも、クモ膜下出血脳出血血栓性静脈炎、高血圧性脳症、脳腫瘍による昏睡があります。
また、自分でも分かる原因としては、睡眠薬中毒、一酸化炭素中毒、酒の飲みすぎなどといった場合です。

 

以上が「意識に障害が起こる」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。